いよいよ実現か
京都大学が、「宇宙太陽光発電所」の実現に向けて、
京都府の宇治キャンパスに完成したマイクロ波エネルギー伝送実験施設を公開しました
この施設には、高耐電力電波吸収体を備えた電波暗室や測定室などが整備されており、
世界最大規模の大電力マイクロ波エネルギー伝送実験を行うことができる
ちなみに宇宙太陽光発電所とは、
人工衛星に取り付けた超大型の太陽電池パネルを宇宙空間に広げ、
太陽光発電によって得た電力をマイクロ波に変換して、地球に送電するシステム
【宇宙太陽光発電衛星の想像図】
この施設では、宇宙からの送信を想定し、同程度の強さのマイクロ波を出し、
数メートル離れたアンテナで受け取り、電気に変換する実証実験を行えるとのこと
電力からマイクロ波への変換効率などが鍵となるが
エネルギーを無線で送る技術は、電気自動車にケーブルを使わず
非接触で充電する技術としても注目されている
京都大学では、今回、本施設を約10億円かけて完成させたそうだ
5~10年後には、直径10メートルの太陽光パネルを備えた
実験衛星を打ち上げるとのことだ
楽しみだ