蓄電池の能力

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今日のブログ記事担当は山口音楽です。本日もどうぞお付き合いください。

今日のテーマは

 

「蓄電池の能力

 

についてです。

 

蓄電池は、加わる負荷が大きければ大きいほど引き出すことが出来る電力量が小さく

なるという特性を持っています。たとえば、消費電力が300Wの機器を接続して10時間

動かすことが出来る蓄電池に、600Wの電力を消費する機器を接続した場合、

稼動させることが可能な時間は5時間を下回ってしまうのです。

逆に、150Wの電力を消費する機器をつないだ場合、20時間を大きく超えて稼動すること

が出来ます。蓄電池のこのような特性を考慮して、必要な蓄電容量を決める事が大切です。

一般的には使用電力量よりも30%ほど余裕を持った容量であることが多いです。

次に出力について。一度に使うことが出来る電気の出力を、「定格出力」と呼びます。

この定格出力は、同時に使用する機器や設備の消費電力を合計した電力量以上にする

必要があります。たとえば、消費電力30Wのラジカセと消費電力150Wのデスクトップパソコン

を同時に使いたい場合、最低でも定格出力が180W以上の製品を選ぶという事です。

蓄電池を水槽、貯められた電気を水槽に入っている水だとするなら、定格出力は水槽に

取り付けられた蛇口から出てくる水のようなもの。出てくる量以上の水を使うことは出来ません。

それと同様に、消費電力量の合計が定格出力を超える機器を、同時に使うことは出来ないのです。

 

定格出力を高めるには、かなりのコストがかかります。本当に同時に使う必要があるのか

どうかを考えて、定格出力を決めましょう。冷蔵庫など、常に稼動させておく必要がある

機器の消費電力を計算に入れることを忘れないように注意してください。

 

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